花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

手話あいらんど手話教室 体験会

手話あいらんど手話教室ナチュラルアプローチコースの体験会が9月7日に開催された。

オレ、ステップアップクラス担当だよ。

驚いたことに!
体験会にいらしたお客様の中で、お二人も遠くからわざわざお越しくださったのだ。

一人が茨城で、
もう一人が群馬からだって!

本当にありがたいことだよ。


まず、みんなで自己紹介をしたよ。

『私の』『名前は』『◯◯』『申します』
と、このように自己紹介の時に
『申す・言う』を表現する人が多い。

この『申す・言う』の表現は要らないよ。

『私の』『名前は』『◯◯』、『指差し→(自分)』
の方が、リズムやテンポがいいし、
ろう者から見て、とてもスムーズな表現だよ。

日本語と手話は、リズムやテンポが違うということ、学んでほしい。


自己紹介の時の
『よろしくお願いいたします』も、
口形はつけない方がスムーズな表現だよ。


『よろしく』+『お願いします』は、
手話だと、2動作のところに、
口形で、11音を無理につけることになる。

つまり、2動作に11テンポを無理やりあてはめるということは、
リズムが合わないということだよな。


手話を表現するとき、まず日本語を頭から消して、
リズム、テンポを考えながら、イメージ表現することが大切だよ。


昔話の場合も同じだ。

『むかーしむかし、あるところに
お爺さんとお婆さんが住んでいました。』

という表現の時、

『昔昔』『ある』『場所』『お爺さんとお婆さん』『住んでいました』と、
日本語に対応しながら表現しても、
まったくそのイメージは、伝わらないよね。

山々や、森や、川など、むかーしむかしの田舎暮しの状況を、
映像化して表現した方が、
伝わる手話表現だ。


口形が全てよくないということではなく、
日本語と手話のリズムが違うということ、
学んでほしい。


体験会にいらして下さり、ありがとう。

来週、教室でお会いできる事を楽しみにしているよ。

お疲れ様でした。


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手話あいらんど手話教室

ナチュラルアプローチ ステップアップコース