花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみカル川崎手話教室入門クラスの授業 #9 (2015.7~9月期)

9月8日、よみうりカルチャー川崎
手話教室入門クラス、第9回目の授業を開催した。


テーマ【表現方法の違い/強弱について】

生徒さん二人に前に出てきてもらい、
まず初めに、一人がオレの表現を見て同じ表現をする。

伝言ゲームのように、
もう一人の生徒さんが、それを読み取り、同じに表現してみる。

最初にオレが表現したものと同じに出来てたかな?

①本/←これ(指差し)/高い(金額)
②A家/遠い。B家/遠~い。
③お金/貯まる。

みんなの表現には、まだまだ表情がたりないな。

手話で言う「表情」というのは、感情の表情だけじゃないんだよ。

例えば、高い、遠い、貯まるなどに表情をつけることによって、
意味の強弱を調整出来るんだ。

手話では、
「近い⇔遠い」を長さや幅の長短で表す方法も、もちろんある。
A、遠←→い
B、遠←――――→い

でも、今回の学習は、
表現の長さや幅は同じにしながら、
遠さや高さ、多さの違いを表現するという、
より高度なレベルの高い学習なんだよ。

A、遠←―→い
B、遠←―→い(ゆっくり) +表情(;´Д`)

ポイントは、手の動きと表情だ。

手で表せる幅の距離が同じでも、
ゆっくり動かすことと、
表情(;´Д`)で遠さを表現すること
それだけで、
同じ幅間隔であっても遠近の強弱をつけられるんだ。

大事な勉強だから、是非習得してほしい。

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後半は、同じ地図を2つ用意し、
一人は手話で行き方を表現、
もう一人が手話を読み取り、地図に道筋を書くという学習。

まず最初の自分の位置を説明し、
行き先までの方向を、きちんと説明できるかな。
日常生活で、必要な手話だよな。

最初に、自分の位置と目的地を示し、
そのあと行き方の説明をした生徒さんがいた。

それも表現の工夫の1つだよな。

表現方法は、
色々あるし相手が読み取りやすい工夫をみんなも考えような。

レベルの高い学習だけど、大事な良い勉強だよ。


また次回会おうな、お疲れさん。


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