花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみうりカルチャー手話教室入門の授業 #2 (7~9月期)

7月16日、よみうりカルチャー手話教室入門の第2回目を開催した。


今回の授業は、
数字、年月日、曜日、時間など、数に関わる表現、時制について、手話表現ジェスチャーゲームなどだ。


『数について』

カレンダーに関係する年月日や曜日、そして時間、数字に関わる表現について
細かく勉強した。


ジェスチャー手話表現』

表現する人、それを読み取り答える人、どちらも重要な勉強だ。

遊び心も忘れず、それでいてイメージトレーニングにもつながる。 


入門クラスとは思えないほど、みんな表現がうまいな、すごいよ!


ジェスチャーを見て…
位置や指差し、すごく重要なんだって改めて感じた。

例えば、『ダブルベッド』というジェスチャーした時、

読み取った答えに『布団』や『寝てる人』があった。


正解が『ダブルベッド』なら
ダブルベッドを←指差し表現することが必要だよ。

指差しないと
何?誰?どれ?あっち?こっち?

と、意味が通じないときがある。

それだけではなくて、
文法や流れによって
意味がすごく変わってしまうことがある。


指差しの使い方は重要なんだ。

指差しの使い方によっていろんな意味あるから。

使う、使わないによっても意味が違うし、大きく左右される。
それによって、ズレも生まれることもある。

中級、上級者も使ってなかったり、
忘れることも多い指差し。

ろう者は指差し、よく使う。

手話では、表情が大切だってよく言われるよね。
指差しもその中の大切な1つだよ。

指差しのこと、もっと意識して身につけてほしい。

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『時制(過去・現在・未来)』

時間軸に沿って、過去・現在・未来の時の経過の表現を勉強。


手話では、どのくらい以前なのか?という事を
見たままのイメージとおり伝えることが出来る。

ほんのちょっと前なのか、少し前なのか、かなり前なのか、ずーと昔なのかを、

表情、動きの状態、強弱で表すことが出来るのが、
手話の特徴のひとつだ。
 
 
 
『今日』と『今』の手話は、同じ手話表現である。

どのように違いを表すかは、
これもまた、その様子、表情、強弱、表現によって表すことが出来る。


『今』は、両手のひらを下にむけてすばやく下に押すと
『今』というイメージになるし、

両手をゆっくり下に押し出すイメージだと
『今日』という意味になる。 

表現が同じでも、意味が異なるものが、手話にはたくさんある。

その違いを表現するのは、表情、強弱、表現力であり、
手話においてとても重要で大切なことだ。


今回の課題は、
表情、強弱、表現力、そして、指差しだ。


手話の基本であり、
そして、一番大事なことだから
ぜひ頭にいれておいてほしい。


一週間後の成長楽しみにしてるよ。

お疲れ様でした。

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よみうりカルチャー手話教室入門の授業 #1