花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

2013年7月20日(土) 手話あいらんど手話教室発表会

7月20日(土)、手話あいらんど手話教室の発表会が無事に終了した。

生徒さん、講師の皆さん、スタッフさん、お疲れ様でした。


オレは、ステップアップクラスの火曜、金曜、土曜昼、土曜夕の4クラスを担当してるよ。


火曜日クラス
『手話カンフー教室』

カンフーと手話を合わせてみたら面白いんじゃない?と、いろいろとアイディア出してみた。

カンフーと手話を融合させた新しい視点がおもしろいよな。

手話の『心技体』とは、
身振り表情・CLや工夫・表現。

 『心技体』
心→精神→意欲
技→技術→うまくなりたい努力
体→体    →取組む姿勢

カンフーと手話、2つに共通するものあるのかもな。

カンフーと手話のいい勉強になったよ。


金曜日クラス『ろう者の不便』

普通の生活が当たり前の健聴者に、ろう者の不便な生活を想像し、みんなに考えてもらった。

タッチパネル注文の出来る大型回転寿司店は、ろう者は注文しやすい。
しかし小さな回転寿司は、並ばないかわりに声での注文が多い。
だから諦める…

そんな不便な日常生活があるっていうことを想像し、知ってもらうという発表だった。


土曜日昼クラス『ちょっと』

『ちょっと』という言葉には健聴者とろう者ではズレがある。
例えば…
『ちょっとタバコやめて』と言うと、ろう者には、通じにくい。
『ちょっとならよい』という意味に伝わることもある。

ろう者には、『ここではタバコやめて』とハッキリ言う方が、伝わる。
そんな内容を、短い劇のあと解説、また短い劇のあとに解説が入るという形式でおこなった。


土曜日夕方クラス『幸福な王子』

生徒さんが、この本はどうかなと提案してくれた。
オレこの童話は、読んだことなかった。

生徒さんのあらすじを聞いて、イメージ膨らまし、手話劇にしたよ。

この童話のままではなく、半分くらいはストーリーを創作した。

そしてこの童話は悲しいお話なので、ラストを変えて、ハッピーエンドにしたんだ。


4テーマそれぞれ、みんなよく頑張っていたな!


講師の挨拶の時、オレ『指差し』の重要性について話した。

健聴者は、時々忘れることの多い指差し。

オレの表現を見て、
何を指し示しているのか皆に答えてもらった。

内容は白雪姫のストーリーなんだけど、何を指し示しているか、わかったかな?

それが、りんごなのか?白雪姫なのか…?

指差しがないと曖昧になるということを体感してもらった。

指差しがあることで、何のことなのかが、ハッキリわかるんだ。

指差しはぜひ覚えて、習得して欲しい。


最後に生徒さんが集まって、ありがとうと感謝の言葉と赤ワインをいただいた。

2年位前から赤ワインが美味しいと思ってるんだよ、嬉しかった、ありがとう!

ありがとうって言葉、逆にオレこそみんなにお礼を言いたいよ。

本当にありがとう。

心から感謝している。


お客さん達、発表会を見に来てくれてあ りがとう。

生徒さん達、講師の皆さん、スタッフさん、お疲れ様でした。


また会える日を楽しみにしてるよ。

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