花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみうりカルチャー手話教室入門の授業 #2 (10~12月期)

10月15日、よみうりカルチャー 川崎 手話教室入門(10月~12月期)の第2回目を開催した。


今回は数字、年月日、曜日、時制の表しかたを勉強した。

まずは数字ゲームだ。
そして、しりとりなどをし、遊び感覚で勉強したよ。
かなり指文字にも慣れてきて、読み取りが早くなってきたね。

そして、年月日、曜日などカレンダーの表現の勉強。

『毎週、土曜日日曜日が休み』
この表現は、どうする?
『毎週』『土曜日』『日曜日』という手話を使わずに表現することができるよ。

1つだけではなく、いろいろな表し方があるということ覚えて欲しい。

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【時制について】
未来←←  今  →→過去
少し前なのか、ずいぶん昔なのかの表現は、手話は強弱で区別し表す。


『ちょっと(少し)』という手話は、ろう者は単位の『少し』の意味で使う。

健聴者は、少しという意味と、呼びかけのような『ちょっと』がある。

例→『ちょっと!◯◯しないで』などの『ちょっと』。

ろう者は、ちょっとなら良いのかと勘違いしてしまうこともある。
表現の注意が必要だ。
意味をとらえた手話表現を勉強してな。

曖昧の健聴文化と、ハッキリ表現するろう文化は少しちがうんだ。

例えば『少しお待ちください』
何分くらいをイメージする?
人の感覚やイメージは人それぞれだけど、
ろう者には、ハッキリと5分、15分くらい待って欲しいと、伝えた方がいい。

もし、どのくらいかかるかわからない場合は
『どのくらいかわかりませんが、5~20分くらいお待ちください』と、
単位をハッキリと言った方がわかりやすいよ。


来週の授業でまたお会いできることを楽しみにしてるよ。

お疲れ様でした。

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