花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみうりカルチャー川崎手話教室入門の授業 #1 (2014.7~9月期)

7月1日、よみうりカルチャー川崎手話教室
入門クラス(7~9月期)、第1回目の授業を開催した。

【目で読み取る力のトレーニング】

空書での図形やイラストを、描かれたものと同じ実物大で、実際に描いてみる。

まるだったのか、楕円だったのか、細部まで細かく読み取る事が大事だよ。

ここでのポイントは、見たままのの形、そのままの大きさで描くことだ。

これは、空間に描かれたものを正確に読み取る為のトレーニングだよ。

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手話を学ぶ上でとても大事なことで、
こういう下積みをして基礎が出来上がれば、そこからの手話の習得は早い。
いきなり手話単語だけを頭に詰めこんでも、まったく身につかないんだよ。
それではすぐに、忘れてしまう。

サッカーをするにも、まずは基礎体力作りからだよね。
いきなり試合を始めてもパスだって通らないし、シュートも入らない、ケガもするよ。
まずは地道な基礎トレーニングが必要なんだよ。

例えばさ、映画とかにもよくあるよね。
拳法の達人に、技を教えてもらおうと弟子入りしても、
掃除や買い物や雑用ばかりやらされ、肝心な拳法の技はちっとも教えてくれない。
ある日、達人に教わる日がようやく来た時に、自分が強くなっていることに気づく。

関係ないと思われるような日々の練習の積み重ねが、
技術を習得できる基礎を作り上げていたんだ。
こういうのと同じなんだよ。

単語ばかり覚えても、それでは手話は習得できないんだ。
手話に欠かせない空間や位置、見たままを表現する力、読み取る力を、
まず磨いていくことが重要なんだよ。

そういう基礎が、手話にとって本当に大切な事なんだ。
これからも楽しんで頑張ろうな。

また会おうな、お疲れさん。

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