花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみうりカルチャー川崎手話教室ステップアップの授業 #1 (2014.7~9月期)

7月3日、よみうりカルチャー川崎手話教室
ステップアップクラス(7~9月期)第1回目の授業を開催した。

【二指で表せるものについて】
ハサミやカニ、理容、会社、泳ぐ、ダイビングなど、いろいろな表現を考える。

次に、それにつながる二指表現からの連想を表現していく。

歩く⇒フラフラ歩く⇒転ぶ⇒起き上がる⇒すべる⇒
走る⇒座る⇒立つ⇒階段を上がる…

表現を考える時には、日本語を頭で考えるのではなく、
指の動作からつながりを連想してほしい。

単語を頭で考えて、表現するのではなく、
1つ1つのつながりからイメージし表現することがここでの課題だよ。

日本語を頭から棄て、イメージを工夫し自然な表現をすることで、
細かな手話表現ができ、表現の幅が広がるよ。


【体の表現位置について】

『気になる』という表現は、手の動きは同じであっても、
表現の位置がこめかみ、目、口と部分によって、
ニュアンスや意味が若干変わってくる。

【気になる】
○こめかみの位置⇒頭から離れない/気にかかる/気になって考えてしまう
○目の位置⇒興味をそそられる/目で追ってしまう/目に留まる
○口の位置⇒興味がある/惹かれる

こめかみの位置の場合は、
今そこにはないが、頭にひっかかるような場合の『気になる』。

目の位置は、今そこに見えてるものに対する『気になる』。

口の位置は、食べ物など興味や欲する場合の『気になる』。

日本語では、ただの『気になる』という言葉でも、
手話は表現位置によって、
本質は同じだけど微妙な雰囲気の違いを表現することができるんだ
手話って、深いよな。


これから3ヶ月、みんなで楽しく学んでいこうな。

また次回会おうな、お疲れさん。

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