花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

産経学園マナマナ(横浜)入門クラスの授業 #3 (2014.9~11月期)

10月15日、産経学園マナマナ(横浜)入門クラス第3回目を開催した。


【基礎手話単語】

前回学習した基本の手話単語の復習。

言葉/単語/文章/文法

このあたりがみんな、曖昧になっているよな。
日本語から手話に当てはめようとするのではなく、
その意味やイメージから表現を覚えよう。


CLトレーニング【3匹のこぶた(物語)】

手話単語を覚えるために、日本語からの単語暗記では、なかなか頭に入らない。
そこで、物語を手話、CL表現しながら、ストーリーにそって同時に表現と単語を学ぶ。

この物語は、3匹の兄弟がそれぞれ家を建て、狼と対決するという有名な話だよな。
ここでのポイントは、長男、次男、末っ子の性格も表現。

藁の家をあっという間に完成させる長男、木の家を建てる次男、
レンガの家を時間をかけ建てた末っ子と、みんな性格がそれぞれだよな。
3匹がどんなイメージなのかを、考えてみよう。

長男は、おおざっぱ
次男は、いい加減でも真面目でもなく普通。
末っ子は、几帳面で真面目な慎重派、とでも言えるかな。

ストーリーを表現するとき、ただ単に単語を並べた表現をすればいのではなく、
その状況や雰囲気、様子などを盛り込みながらイメージした方が、伝わる表現となる。

『兄弟はそれぞれ、藁の家を作り、木の家を作り、レンガの家を建てました』
…だけではなく、それぞれの性格も考慮しながら、家を建てる様子などを工夫する。
そういうときに、手話、身ぶり、CLを使い、豊かな表現を身につけてほしい。

この物語のラストは、煙突から入ってきた狼を、煮たった鍋で撃退し、
命からがら逃げていくという話だよね。
でも、オレのオチはちょっと違って、3匹のこぶたが狼を食べちゃったんだ(笑)

物語は、情景、手話単語、組み立て、ロールシフト、CL、みぶりなど
全てを学べるいいトレーニングになるよ。

単語だけを学習しようとしないで、物語から表現を工夫し学んでみてな。

また来月会おうな、お疲れさん。


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