よみうりカルチャー川崎手話教室入門の授業 #9 (2015.1～3月期)

3月3日、よみうりカルチャー川崎

手話教室入門クラス、第9回授業を開催した。

テーマ【動作模倣】

生徒さん二人に、前に出てきてもらい向かい合う。
向かい合った二人が、片方の動作を同じように真似る。

Ａさんが右手を上げれば、Ｂさんは左手をあげる。
Ａさんが左手を真横に伸ばせば、Ｂさんは右手を真横に伸ばす。

つまり、向かい合った二人が鏡のような動きをするわけだ。
生徒さんに、自由な発想でいろいろな動きをしてもらったよ。

向かい合って見たままに鏡のように動かすから、

比較的スムーズに、ついていける。

つぎは、向かい合った二人が鏡のようにではなく、ビデオのように動く。

Ａさんが右手を上げれば、Ｂさんも右手を上げる。
Ａさんが左手を上げれば、Ｂさんも左手をあげる。
つまり、向かい合ったままシンクロするんだよ。

【鏡】
Ａ (^-^)/→→→進む
Ｂ (^-^)/→→→進む

【シンクロ】
Ａ (^-^)/→→進む
Ｂ進む ←←\(^-^)

向かい合ったままやるんだよ。
これやってみると、意外と難しい（笑）

つられて、同じように動いてしまったり、右と左が混乱したり。

鏡の場合は見たままに動けばいいのに比べて、

シンクロの場合は、

頭の中で見たままと逆を選択しなくてはいけないから混乱するよな。

見たものと逆を瞬時に選択、判断しなければならない。
これは空書のトレーニングにもなるし、

手話表現の良いトレーニングにもなるんだよ。

注意しなければならないことは、
位置、場所を向かい合って説明する場合は、【鏡】のように表現する。

つまり、向かい合っている場合には、
駅は右方向ですとその人が右側を指したら、
正面にいる人は、自分の右側に行ってはいけない。(左に駅がある)
自分から見て右に行ってしまったら、駅には永遠にたどり着けないよな（笑）

いつも脳のすばやい回転とそれに反応できる動作を身につけて、

脳トレしていこうな。

また会おう、お疲れさん。