花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

産経学園マナマナ(横浜)ステップアップクラスの授業 #1 (2015.3~5月期)

3月4日、産経学園マナマナ(横浜)
ステップアップクラス第1回目を開催した。


今日の勉強は、テーマ【ろう的手話表現(日本手話)】

今回は、ろう的手話表現について勉強した。
①腕に注射する表現
②頭に注射する表現
③診察するという表現

この表現について、意味は様々ある。

例えば腕に何度か注射するというのは、中毒とか、やみつきなどの意味がある。
例えば、『タバコ/腕に注射』
の表現で、
タバコ中毒という意味になる。
やめられないと言う意味と同じだよ。
時々、この注射するという表現を、
そのままの意味で受け取ってしまう人がいるけど、そうではない。
実際に『注射する』と言う意味じゃなくて、
この場合は、タバコやめられない=中毒と言う意味だ。

他にも、アルコール中毒やパチンコ中毒など、
やみつきとか依存とかの意味で使われる。

次は、腕ではなく、頭に注射するのはどう言う意味かというと、
『洗脳』だ。
注射して脳をコントロールするっていうイメージだよな。

うまいこと言って、みんなを騙して、
その一人一人の脳に注射して『洗脳』するイメージ。
例えば北朝鮮などの独裁国家とか、戦争とかもそうだよな。
そのほかにも、父親が野球マニアだった場合、
息子に野球の話ばかりしてると、
自然と息子もその野球チームのファンになったりする。
頭に注射することは、つまり洗脳とか、すりこみという意味をもつ。

次は、診察するという表現について。

例えば、会社の面接/診察という表現の場合、
これは実際に体を診察するわけじゃないよ。
細かく相手を見る、調べる、調査するという事だ。

初めて会った人が、その人がどんな人なのか判断するために、
内面を含め相手の事を探る時などに、「診察する」という表現を使う。

これらの表現は、テキストには「注射」「診察」とだけ載っている。
でも、訳はひとつではなく、使い方で、意味はいろいろあるんだよ。
コミュニケーションで、これらはよく使う表現だから、頭に入れておいてな。


また会おうな、お疲れさん。


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