花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみうりカルチャー川崎手話教室ステップアップの授業 #9 (2015.1~3月期)

3月5日、よみうりカルチャー川崎手話教室
ステップアップクラス(1〜3月期)第9回目の授業を開催した。


テーマ【空間力up↑トレーニング】

まず、オレが表現するのを見て、それを、真似して表現してもらう。

テーブルの上にあるコップを手に取り、部屋の奥で飲み物を注ぎ、
部屋を歩きながら飲み、またコップを置く。
コップが乗っていた最初のテーブル上のリモコンを取り、
エアコンをつけて、またリモコンをテーブルに置く。
再びコップを手に持ち、再度飲み物を注ぎに行き、飲んで、また置く。

こういった行動って、普段よくする動作だよな。

今回のポイントは、空間と位置。

■最初にコップを手にしたテーブルの高さは、どのくらいだった?
■置いたコップの位置はどこ?
■リモコンを手に取るとき、 最初のテーブルの高さは?
■飲み物の場所はどこだった?

この位置をはっきりと決めていないと、別のコップを取ったように見えてしまう。

つまり、本当は1つのコップを使って何杯も飲んでるのに、
たくさんのコップを使い、いろんなドリンクを飲んでるように伝わってしまう。

さっき置いた位置を正確に再現しなければならないんだよ。
そのためには、曖昧な位置関係ではなく、
しっかりと頭の中で、空間と位置をイメージしていなくてはならない。

実際にはないけど、
そこに部屋があって、手前にテーブルがあり、奥にも台があり、
手前にコップとリモコン、奥に飲み物が置いてある。
左上部にはエアコンがあるなど、
しっかりと空間をイメージして一度位置を決めたら、
その位置を変えないこと。

高低差や奥行、幅などの位置をずらさないようにしような。
しっかりと位置をイメージしながら、表現すること。
手話の基本だよ。

見てると簡単そうに思うけど、実際やってみると難しいよな。
何度もトレーニングして、慣れていこうな。

空間イメージ力をトレーニングすると手話の表現力が格段にアップするよ。
空間、位置表現をしっかり身に付けような。
手話には欠かせない、需要な勉強だよ。


また会おうな、お疲れさん。


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