花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみうりカルチャー川崎手話教室ステップアップの授業 #11(2015.1~3月期)

3月19日、よみうりカルチャー川崎手話教室
ステップアップクラス(1〜3月期)第11回目の授業を開催した。

この日はオレ、狛江市での講演があったため、代講をお願いした。
なので、その内容を簡単に説明するよ。


テーマ【疑問文】

何?誰?どこ?なぜ?どっち?いつ?何時?
どのくらい?(距離/時間)どうやって(方法)?

コミュニケーションで、欠かせないのが、質問⇔答えだよね。
でも、いざ質問しようとした時、
曖昧に覚えていたりするから基本をしっかりと覚えてな。

ここで一番大切なのは表情だよ。
質問しているのか、説明なのかの区別は表情と流れから区別しような。
例えば、
先週/授業/内容/何?

この時、質問の表情をハッキリとすること。
先週の授業内容は、なに?と質問してる。
でも、ここで質問の表情がなかったら、
「先週の授業内容は何かというと…」
という説明文になることもあるから注意すること。

それから「どう?」これは、 聴者で会話でよく使うよな。
「昨日はどうだった?」
「試験どう?」
「最近どう?」
でも、どう?って、曖昧すぎる。
何について訊かれているのか、わかりにくい。

「昨日はどうだった?」→楽しかった?混んでた?天気よかった?
「試験どうだった?」→簡単だった?合格した?落ちた?間に合った?
と、何についての質問なのかハッキリと細かく表した方がいい。

後半は生徒さん2人に前に出てきもらって、質疑応答をしてもらった。
好きな動物は、なんですか?
その動物の特徴を表現してください…など。

その中で「あなたの好きな手話表現は何ですか?」という質問に
幸せ」と答えた生徒さんがいた。
それに対し、見ていた中でこの表現が分からなかった生徒さんがいた。

「幸せ」と言葉で教えることは簡単だけど、
それではわかるけどすぐ忘れるんだよな。

別の生徒さんが
□嬉しい気持ちに近い感情
□大好きな彼と結婚出来た♡私、幸せ(*˘︶˘*)
□子供が生まれて、とても幸せ(*˘︶˘*)
昔むかしあるところにお爺さんとお婆さんが幸せに暮らしてました
などと、次々イメージ表現をする。

日本語で、「幸せ」と教えるのではなく、いろんな表現を出し合って、
そこから自分で感じとって意味を理解しようとする、それこそが大切な勉強だよ。
その場でわからなくてもいいよ、後でハッと気がつく時があるから。

とても生徒さんがレベルアップしていたのに改めて驚いたって言ってたよ。
読み取りも、表現も、表情も対応力も素晴らしいって!
花井先生の授業を受けてると、
対応力を含めて習得しててすごいって言ってたよ。

今回は、授業に行けなくてごめんな。


また会おうな、お疲れさん。


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