花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

手話レッスン #35

最近のレッスンの大事なポイントと、気になることについて。

「前」「後」の表現において、間違えて表現してるのをよく目にするよ。

位置を表す前後と、時間を表す前後では、
表現が真逆になるから、注意しなければならない。

例えば、
「カフェの前で待ってる」という時の「前」は、自分の前方を示す位置としての表現で、

「前に会った時」の「前」は、以前という意味で、過去をさしているので、
自分の後方に手のひらを向けて表現するんだ。

手話での時間軸の表現は、
自分を中心にして、自分より後ろが過去、自分が今、現在を意味し、
自分より目の前、前方が未来を表す。

時間軸を前後に考えた場合に、
「前(以前)」と言えば、過去の意味で後方を表し、
「後(今後)」と言えば、未来の意味で前方を表すこととなる。

空間位置の前後については、
時間軸とは真逆で、その言葉どおりに「前⇔後」となる。

これを間違えてしまう人が多いから、注意してきっちり表現してな。

時間軸としての「未来=今後」「過去=以前」なのか、
場所としての「前」⇔「後ろ」なのか、はっきり表現しような。

日本語の言葉にとらわれると、わからなくなってしまうから、
空間をきちんとイメージして区別しような。


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