よみうりカルチャー手話教室入門の授業 #4 (7~9月期)
7月30日、よみうりカルチャー手話教室入門の第4回目を開催した。
今回の授業は、テーマ『家族』、『絵からイメージ学習する手話表現』、『空間の表現』などだ。
『家族』など、
絵からイメージし手話学習する。
基本の手話表現『男』『女』から始まり、
そして父、母、息子、娘、祖父、祖母、親戚…の手話表現を勉強した。
お年よりは、腰が曲がってるというイメージから、
おじいさん、おばあさんは、指を曲げて表現する。
息子、娘は、産まれてきたイメージ。
男と女が恋愛する→ハート恋のイメージを表現。
男と女がくっつく
イメージから→結婚という表現。
離れると→別れ、離婚
となる。
女の上に男を重ねると→亭主関白
男の上に女を重ねると→かかあ天下
絵と同じように、手話は、見たまま意味をイメージし、表現できるという特徴がある。
そして、
教える+人→先生の表現であったり、
小中高と進級していくイメージなど
意味、空間、位置を使って表現する事ができるのだ。
『同級生』の手話表現は、基準のラインを決め、
基準のラインよりも上が先輩、下が後輩という位置関係で表現する。
その表現を見ただけで目上なのか目下なのか、わかりやすい。
絵からイメージしながら手話表現を勉強した。
『家族の表現』を学んだ後、
生徒さんに家族の質問をし、答えてもらった。
『空間の表現』
三角や四角を目で見て、
それをそのまま見たまま表現をする勉強法。
大きさ、形、書き順をイメージ通りその形のまま、同じように表現できたかな?
そのままマネをして、表現してみるという事、大事なトレーニングだよ。
木を表現する時、
その木がどのくらい高く大きいのか、
目の前にあるのか、遠くにあるのか…
それを手と目線と表情だけで、
近くの高い木の表現をする。
見上げる目線のスピードだけでも、
意味が色々と変わってくるんだ。
今回の課題は…
手と目線と表情で、そこにその実物が、本当にあるかのように見せること、
これが手話の映像性(写像性)である。
想像力と表現のトレーニングで、映像性を学んでほしいということだ。
空間に絵を描くイメージ、それが大切だよ。
次の授業でまたお会いできることを楽しみにしてるよ。
お疲れ様でした。
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