花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

産経学園マナマナ(横浜)ステップアップクラスの授業 #3 (2014.6~8月期)

7月2日、産経学園マナマナ(横浜)
ステップアップクラスの第3回目の授業を開催した。

今回のテーマは【運などの関連表現について】

運という表現は、
運命/偶然/まぐれ/たまたま/宿命都合/タイミング…など使われる。

○彼/彼女/運命
○運/よい
○偶然だ
と、このように『運』という単語を使って表すのではなく、
使わずに表現できるような工夫が重要だよ。

例えば…
運命⇒彼と彼女は判で押したように結びつき、決まってる二人だ。

運がいい⇒福引きで、1等が当たった。彼は、くじによく当たる。
事故に巻き込まれたけど、怪我1つない。

偶然⇒歩いてたら人にぶつかり、相手を見たら20年ぶりの友人にバッタリ再会した。

まぐれ⇒ボーリングで、適当に投げたらストライク!
バットを振り回してただけなのに、ホームラン。

など、『運』という単語を使わずとも意味を伝えられる。
それでいて、より相手に伝わり、わかりやすい表現だ。

聴者は、この『運/都合』をよく使う。
『都合/良い/いつ?』←これでは、分かりにくい。
『会う/オッケー/いつ?』と、具体的に表現した方が、伝わる表現となる。

時(時期/時代/場合)や、
しかし(でも)・だから・~として(~の立場)…など、
聴者は、このような日本語に合わせた手話をよく使うけど、ろう的手話では表現しない。
特にCLの場合は、必要のない単語だ。

このような日本語に合わせた単語を使わず、
よりわかりやすい表現を考えることが重要だよ。
日本語にこだわらず、相手に伝わりやすい工夫をすることが大切なんだよ。

フリートークでは、カバの噛む力とライオンの噛む力、
そしてK-1のキック力など、動物の最強の破壊力は何かという話などで
楽しく盛り上がったよ。

また会おうな、お疲れさん。

イメージ 1




イメージ 1

イメージ 2