花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみうりカルチャー川崎手話教室ステップアップの授業 #7 (2014.7~9月期)

8月21日、よみうりカルチャー川崎手話教室
ステップアップクラス(7~9月期)第7回目の授業を開催した。


CLによるイメージトレーニン

歩いている人を見る(目で追う)という表現。
ここでのポイントは、歩く速度と、目で追う速度を同じすること。

1人が見るのと、2人が見るのと、大勢が見るのでは表現方法は違うよ。
テキストには、『見る』という手話表現しか載っていないが、
見てる人数によっても表し方が変わるんだよ。

例えば、携帯を床に落とした時、
反射的にみんなが一斉にこちらを見るという表現など、工夫してみよう。
ポイントは、ゆっくり振り向くのではなくて、
バッとみんなが一斉に見るのには、手首のスナップを効かせた強弱が必要なんだ。

その場の状況をいかに的確に、手で表現出来るかが、大事なんだよ。
自分が見るのか、相手に見られるのかで、向き、位置などの表現が違うから注意してな。


後半は、やりたい仕事・嫌な仕事について、フリートーク

やりたい仕事は、花屋さん、ミュージシャン、医者、キャビンアテンダントなど。
やりたくないのは、トラック運転手、引っ越し屋、皿洗いなど。

なんで、ミュージシャン?→人に見られて気持ちいいから。
医者は?→人を助けたい。
キャビンアテンダント→憧れがあるから。
最近さ、CAの制服が、ミニスカートになると話題になってたけど、
それどう?→イヤ、普通の制服がいい(笑)!

トラックは何でイヤ?→汚いイメージあるし、怖い。

聴者の『怖い』という表現には、
いろいろな幅広い意味があり、強くてカッコイイという意味が含まれる場合もあるよな。
そういうイメージの捉え方の違いについてもトークした。

掃除は良いんだけど、
皿洗いは、油でベタベタしてて気持ち悪いイメージがあるんだって。
もし皿洗いが、時給1万円だったら?うん、やるかも(笑)

時給と言えばさ…
イチローは、1打席、300~600万円に相当するらしいよ。
1年で億稼いでるから、計算すると、打っても打てなくても、1打席あたり300~600万円。
汗水たらして時給1000円と、イチローの1打席300~600万円では、大差だよなぁ。

イチローは、人生かけて努力し結果を出してきたからな。
でも、それに伴うプレッシャーは半端ないよな。
アルバイトでは、そこまでのプレッシャーは、感じないからな(笑)

学校の先生と塾講師でも、リスクは違うよね。
学校の先生は、安定したお給料制だし、生徒も毎回確保されている。
それに比べて、塾講師は3ヶ月毎の契約更新だし、
生徒に人気なければクビになるし、お給料は、その都度、変動する。

億をもらえる講師もいるけど、学校の先生と比べると、かなりリスクは高いよね。
どちらがいいと思う?
やっぱり普通の先生がいいよって。

プレッシャーやリスクを背負うってことは、大変なことだよな、イチローと同じだよな。

生徒さん、以前と比べて格段に会話が上達したよ。
会話の幅がひろがったよな。
あとは表情を工夫し、表現にあった表情をより磨けば、ますますレベルアップするよ。
頑張ってな。


また会おうな、お疲れさん。


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