花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみうりカルチャー川崎手話教室入門の授業 #4 (2015.1~3月期)

1月27日、よみうりカルチャー川崎手話教室
入門クラス(1〜3月期)、第4回授業を開催した。


テーマ【数字】

数表現を学びながら、数字ゲームをした。
このゲームは、正確さとすばやさが求められる。
焦って曖昧な表現は、ダメだよ。
落ち着いてまわりをよく見て正確な数字を出すこと。

数字の8、9がみんな曖昧だから、注意してほしい。
ポイントとしては、8は指間を開き、9は指をくっつけること。
70~90なんて特に苦手な人が多いけど、落ち着いてきちんと表現してな。
「指さし」もかならず人差し指で、さすこと。


テーマプロ野球

プロ野球チーム名の手話表現。
チーム名を指文字で覚えるだけじゃなく、チームイメージからの表現を学ぶ。
本拠地や、マスコットキャラクター、アルファベット、スポンサーなどの表現が、
チームの手話になっている。

例えば、野球を詳しく知らない人には、指文字だけでは伝わらない。
例えば、阪神タイガースの場合、黄色がイメージカラーだし、虎がキャラクターだ。
巨人は、オレンジで、キャラクターはウサギ、アルファベットではG。
そのチームをイメージするような、色やキャラクターや特徴を付け加える工夫をしてな。

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後半は、イメージが伝わる手話について学ぶ。

例えば、渋滞の表現の時、
「道/車/たくさん」では、何のことかわからずイメージが伝わらない。

車をイメージした手を連ねることで、ココココココココ←渋滞を表せる。
この場合、笑顔ではなく、表情も合わせて大切だよ。

UUUUUUUUU
UUUUUUUUU
UUUUUUUUU

今度は、このように車を横に並べて、駐車場が満車を表現することができる。

駐車場が、ガラガラの場合は、

U                U       U
                         U

U                            U

このように、まばらに車を停めることで、ガラガラのイメージが表現出来る。

大切なことは、相手に伝わる表現をするということだ。


本当にビックリしたときの表現について生徒さんにやってもらった
驚きすぎて両目が飛び出し、右目が落ちて転がり、
左目も落ちてコロコロ・・・・ ⊙ﻌﻌﻌﻌヽ(  Д  )ノ  ﻌﻌﻌﻌ⊙

そして、その目を手探りで見つけ、顔に戻す…とか(笑)
通りすがりの人が、目玉を拾って渡してくれたり(笑)…など
面白い表現がドンドンできるよな。これが話術というものだよ。

漫画なんかにありそうなシーンをそのまま表現する。

すごく難しいとおもうけど、
 単語にこだわらず、幅広いイメージ豊かな表現というとのを習得していって欲しい。


また会おう、お疲れさん。


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