花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

講演会&ワークショップ@茅ヶ崎

茅ヶ崎市の手話サークル1つではなく、
色々な4、5団体のサークルが集まる中での講演だった。
茅ヶ崎では、ちょうど1年ぶりの講演だ。
また声をかけていただき、本当にありがとう。

数日前には、東京は少し雪が積もったけど、茅ヶ崎はどう?って聞いたら、
茅ヶ崎では雪は全然なかったんだって。

茅ヶ崎サークルとも関連がある厚木市では、
雪が積もったという話があり、へぇーそうなの?って驚いてたよ。

茅ヶ崎が雪がないのは、海が近いから…??
同じ神奈川でも、地域で違うんだよな。

都内で降ってなくても、八王子では積もっているなんてことは、よくあるからね。
同じ東京都でも、積雪量はちがうのと同じだね、なんて話をした。


2月1日は、ワークショップがメインの講演を開催した。

カルチャー教室、高校講師、手話教室、OFFICE HANAI、
プライベートレッスンの話に始まって、いままでの指導歴について講演した。
その後、ワークショップ。

手話に慣れてる人が多いけど、中には手話がまだまだわからない人もいる。
そんなみなさんが、一緒に楽しめる工夫を、考えてみたよ。

お集まりくださった方の中から、数名5人ほど前に出てきてもらった。
オレの手話表現を読み取ってもらい、
そのまま同じように真似て、表現を伝達してもらう。

例えば…
◆彼が彼女に指輪を渡しプロポーズしたら、
その場で捨てられた。|;・`ω・)ノ⌒゜ポイ

彼は、(゜◇゜)ガーン
涙が(╥ω╥`)ビヨーン。

その涙が左右に揺れたまま、ぐるんぐるんと回転…(笑)

なんていう、オレの表現をそのまま真似て、表現を伝達していく。


◆ヘリコプターが離陸し、上空からのスカイダイビング。
途中で、パラシュートが開き、ゆっくりと左右に揺れながら落下…無事着地。

普通は文章を見て、手話で表現していくよね。
でもここでは、日本語ではなく、
短くシンプルにイメージで、表現を伝えていく。

そのまま見たままを表現していく、それが重要なんだよ。

みんな、おもしろいと盛り上がって笑っていたのは、
ヘリコプターからのスカイダイビングが、
途中からどんどん意味が変わっちゃったんだよ(笑)

最後に、今の答えは何?聞いたら、
箱のふたがあいて、鳥が飛んでいっちゃった…???

え?!(笑)

オレの次の人は、ヘリコプターからのスカイダイビングだってことは、理解していたと思う。

だけど、伝達しているうちに、
少しずつ表現がずれていき、
最後には小さなズレが大きなズレになっちゃったんだよな。

例えば、スカイダイビングで、両手をまっすぐ水平に広げ降下している様子が、
手を羽ばたかせている表現に変わったり、
ヘリコプターのプロペラが、なぜか取れるような表現になったりと(笑)

だから、ふたが取れて、
そこから鳥が飛んでいったというデタラメな表現になったんだよな。( *´艸`)

手話を読み取っていたのに、
曖昧な表現で、少しずつズレていった。
手話では小さなズレがどんどんズレていき、
意味がわからなくなってしまうことは、よくあることだ。

そのズレを知るということが、逆にいい勉強だよ。

伝達するうち、ズレたのは何かを知ることで、楽しみながら学習できたよね。

その中、CL法なども少し頭に入れておいてほしいと話したよ。

最後にみなさんから、手話の上達法についての質問をうけた。

勉強方法はいろいろあるけど、やっぱり努力が必要だと思う。
すぐに覚えようとするのではなくて、毎日の積み重ねが大切なんだよ。
日々の生活の中、いろいろなものを見て感じ、想像しては考える。

手応えをつかむまで、日々努力すれば、必ず向上できる。
そのあとは、自然に身につくんだ。

手話だけのことじゃなく、人生でもそう、例えばスポーツだって、同じ事が言える。
練習してなくて、突然試合したって無理でしょ?

技術向上のために、
日々の練習とトレーニングを積み重ねることで、よりスムーズに動けるんだよ。
継続することで身につき、そして慣れ自然に習得できる。

スポーツも仕事も人生も、すべてがそうだと思う。
努力して壁を超えると、たくさんの発見ができ、自然と道が開けるよ。


みなさんから、楽しくてあっという間だった、また教えて欲しい、
と言ってもらって、とても嬉しかった。

また茅ヶ崎に呼んでくれて本当にありがとう。
オレの方こそ、みなさんに会えて、嬉しかった。
またお会い出来る日を楽しみにしてるよ。
ありがとう。


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