花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみうりカルチャー川崎手話教室入門の授業 #5 (2015.1~3月期)

2月3日、よみうりカルチャー川崎の手話教室入門クラス、
第5回授業を開催した。


テーマ【驚きの表現】

アゴがはずれるイメージの表現。

あきれる/期待はずれ/予想外に/あんぐり/驚き/ガーン

アゴがはずれる様子をイメージした手話表現を使って、
生徒さんに文章を作ってもらいって、それを表現した。

朝、ドアを開けたら、大雨+ (;゜Д゜)
遊園地のゼットコースターが思ったより遅かった+Σ(゜д゜lll)
告白したら、ふられた+ Σ(゜д゜lll)
1万円、落とした + (;゜Д゜)
家の鍵をなくした+(;゜Д゜)

表現の最後に +(;゜Д゜)← アゴがはずれる様子をイメージした手話表現をつけることで、
より伝わる表現となる。

ここでのポイントは、
表現の強弱によって、驚きレベルの区別ができるということ。

同じ動作でも、手をスムーズに動かすと、
感情は弱め(軽め)の意味になり、
ゆっくりと動かすことで、強め(重い)意味となる。

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強弱のその他にも、
間、リズム、長さ、表情によって、感情のレベルや意味がかわるんだよ。

★朝起きて、ドアを開けたら、大雨+ (;゜Д゜)

この場合の表情について考えてみよう。

朝起きて
↓        表情は普通(無表情)

ドアを開ける
↓        表情は普通(無表情)

大雨
↓        大雨の表現

ヽ(゜Д゜;)ノ!!   ガビーン    ←ここで初めて驚きの表情、感情をつける。

表情のメリハリをつけることで、より驚愕さを強調できるんだよ。

みんな、ドアを開けたところから、
驚きの表情をつけてしまうけど、そうではない。
大雨を見た後に、驚きの感情・表情をつけると、
より驚愕さが伝わる手話表現になるんだ。
間、リズム、強弱は重要だ。
それが表現技術、コツなんだよ。


入門クラスのみんな、本当にうまくなったな。
また会おう、お疲れさん。


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