花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみうりカルチャー川崎手話教室ステップアップクラスの授業 #9 (2015.4~6月期)

6月4日、よみうりカルチャー川崎手話教室
ステップアップクラス(4月~6月期)、第9回目の授業を開催した。


100~下がっていく数字ゲームを久しぶりにやったよ。
以前と比べて、素早くスムーズ!うまくなっていて、バッチリだったな!
オレ、びっくりしたよ。


テーマ【目に関する表現】

見る/発見/睨み合う/盗む(技術)/見つめ合う/目が泳ぐ/よく読む…
など、目に関する表現は、いろいろとある。

「読む」という基本単語だけを覚えるのではなく、
何を読むかで、表現を変える必要がある。

例えば、漫画は、右上から横にコマで読むし、
小説は、右上から下に文章で読む。
洋書は、左上から右に読み進めるし、
新聞は、右上から縦に細かくコマで読む。

要するに、読む対象物によって、視線や動きの表現をかえることで、
よりリアルでわかりやすい手話表現となる。

他にも、盗む(技術を目で見て学ぶ)という表現がある。

目の位置で「盗む」で、手話の基本としてはOK。
この表現を覚えると共に、意味が伝わる表現を考えてみよう。

料理人の腕前を、後方からじっと見ながら、
メモをとり、へーなるほどと、うなずいたりして見る、表現。

目で見てその技術を学ぶという意味だと、伝わるよな。

目の位置で「盗む」という表現を覚えるだけではなく、
イメージを工夫して表現してみてな。

技術を学ぶため「じっと見る」のと、
変な男が女性を「じっと見る」では、表情を変えてな。
良い顔と、悪い顔の表情を区別し、使い分けること。

手話単語を覚える前に、CLで表現してみよう。

人をじっと見ながら、ついていく。
どんな状況なのか、
すぐ後ろなのか、距離を保ちながらついていくのか。

「見る」という手話も、本に載っている表現だけではない。

CLならば細くて、
そして幅広い表現までできるから、是非磨いて欲しい。


また会おうな、お疲れさん。


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