花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみカル自由が丘手話教室入門クラスの授業 #5 (2015.4~9月期)

6月15日(月)、よみうりカルチャー自由が丘にて、
第5回手話教室入門クラスの授業を開催した。


テーマ【時間】

午前午後、朝、昼、夜、秒、分、時間、ヶ月、年…など

時間の表現に気をつけること。

23時45分→夜/時間/11:45
5時20分→朝/時間/5:20
19時10分→夜/時間/7:10
20時00分→夜/時間/8

と、朝なのか夜なのか、何時なのかをわかりやすく表現しよう。

深夜3時の場合、
深い/夜←では、伝わらない。
表情と動きで深夜を表現しよう。

ゆっくり動作することで強弱をつける。

「夜」という軽いイメージではなく、
深~い夜と、重みのあるゆっくりな動作で表現すると、
真っ暗な真夜中のイメージとなる。

単語は、同じでも、
表情と動きによって意味やニュアンスが変わるのが手話の特徴だよ

・ここまで電車で、15分
・ここまで電車で、2時間

上記の場合、手話単語は同じでも、
電車の動きと表情を変えるだけで、

15分くらいで着いた(^-^)
2時間もかかって着いた(;´ρ`)

とニュアンスを区別して表現することができる。

「遠ーーーーーーーーーい!!」
という表現の場合、
ただ単に腕を伸ばし、
遠い距離を表現するには、限界があるよな。

手の長さ以上には、伸びないわけだし(笑)、
部屋の端から端まで走り回るわけにはいかないよな。

それだと、狭い場所にいる時など、
表現ができないってことになってしまう。

そうではなくて、
手話は、スピードだけで強弱を表現できる。

つまり、 「遠ーーーーーーーーーい」も、
実際に手から手までの幅で、距離を表すのではなく、
表情と、ゆっくりとした手話動作をすることで、
遠さを強調できるんだ。

腕の長さや、狭い場所にも関係なく「遠い」を表現できるよな。

手話表現ではとても重要なことだから習得してほしい。


また会おう、お疲れさん。


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