花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみカル自由が丘手話教室ステップアップ土曜日クラスの授業 #6 (2015.4~6月期)

6月27日よみうりカルチャー自由が丘手話教室
ステップアップ土曜日クラス(4月~6月期)、第6回目の授業を開催した。


テーマ【気持ち】

ステップアップクラスは、手話に慣れている人ばかりだから、
単語の再確認の為、
手話単語を読み取って、一人一人その単語を書き、答えてもらった。

それだけではなくて、関連性も考え、
それを使ったストーリーを作ってもらう。

ここはステップアップクラスなので、よりレベルの高い学習だ。

手話には、同じ手話表現でも、
日本語の意味や言葉が違うものもある。

逆に、手話表現はそれぞれ違うのに、
その日本語の意味は同じという場合もある。

たとえば、
同じ手話表現で言えば、
「感情/感激/興奮/感動/感心」があり、

「角が出る表現/腹をまくる表現/鋭い目つきで睨む表現」
については、手話表現は違うが、意味は同じ「怒る」となる。

これは、単語だけを覚えればいいというものではなく、
手話は、流れや状況、動きによって意味はいろいろ変わる。

その流れに合うのか合わないのか、
より効果の出る表現なのかどうか、
それを瞬時に判断し、選ばなければならない。

単語だけを覚えるのではなく、
その単語を使ってストーリーを作ってみることは大切だよ。

例えば、
同じ手話表現の「興奮、感動、感激、感情、感心」
これを使って、ストーリーを表現してみたよ。

映画のシーンに感激し、だんだんと感情的になり、
アクションでは、手に汗握りハラハラしながら興奮し、
最後には感動し号泣。
映画館を出てから、
「この映画よかったね!監督凄すぎて感心した」と、友達と話した。

こんなストーリーを作ってみたよ。

つまり、基本の手話表現は同じでも
状況によって使い分ける。

感動と感激の使い分けや、
また、興奮の場合なら、
スポーツなど闘志むき出しでメラメラと燃えてるイメージだよな。

どれをどう選択するかが、大事なことだ。


その中でも、「感情/気持ち」の表現で大切なことは、
表情が一番大事だよ。

リズム、表情、強弱、動き、スピードを習得していこうな。


また次回会おう、お疲れさん。


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