花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみカル自由が丘手話教室ステップアップ月曜日クラスの授業 #6 (2015.4~6月期)

6月22日、よみうりカルチャー自由が丘手話教室
ステップアップ月曜日クラス(4月~6月期)第6回目の授業を開催した。


テーマ【CLと、その表現技術】

電車で、遠くまでいく。
電車で、近かった。

この表現の場合、
「遠い/近い」という手話を使わなくても、
動きと表情で、距離感を表現できる。

腕を最大限に伸ばして「遠い」を表現する必要はないよ。
それは、動きのムダだよ。

空間を小さく使っても「遠さ」を強調できる。

つまり表現の幅は同じでも、
距離の違いを表現する技術が、大事なことなんだ。

動き、幅、表情、リズム、空間の使い方など、とても難しいテーマだけど、
今回、徹底的に指導した。

距離の問題だけじゃなく、

・美味しくてバクバク食べて、あっという間に完食!!

・嫌いだと、食が進まない。

この場合、手話表現すると、

減る/なかなか
と、表現するが、

CLの場合は、
量の減るスピードを遅くすることで、
なかなか減らないことを表現する。

手話表現の場合は、日本手話学習者なら通じるけど、
手話がわからない人や、まだまだの人には、
意味が通じないよな。

「減る/なかなか」と表現しても、
この表現を読み取れる人って少ないでしょ?

減っていく速度をゆっくりすることで、
「なかなか減っていかない」と
誰が見てもイメージできるよね。


他にも、
時間に余裕があって、ゆっくりと買い物する様子と、

慌てた様子で、
買い物かごに商品を、素早く次々といれている表現ならば、

手話を知らない人でも
時間が無くて慌てて買い物してる様子だと、いうことが
わかるよな。

手話だけ、CLだけじゃなく、
それをひっくるめて、
伝わる表現を磨いていってほしい。

より通じる表現を磨くこと。
CLを磨くだけではなく、
リズム、間、表情全てで、表現しよう。


今回は、難しいテーマだったよな。
是非、手話表現の技術とコツを習得して欲しい。


また次回会おう、お疲れさん。


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