花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

マナマナ横浜手話教室ステップアップ水曜日クラスの授業 #3 (2015.6~8月期)

7月1日、マナマナ横浜(産経学園)
手話教室ステップアップ水曜日クラス第3回目を開催した。


テーマ【家族/夢】での、フリートーク

このフリートーク内での、表現について学んだ。

聴者がよくする表現の中で、
「だから/でも/~ない」の3表現がある。
この表現、クセになっている人多いよな。

この、だから/でも/~ないを使わずに、どう手話表現をするか。

これは、省いても構わないという考え方ではなく、
これらを使わずに、
いかに自然な手話表現にするかを考える学習だよ。

手で表現しないで、
口(口形)で「でも…」って言っていたら、
この文章にはその単語が含まれていることになり、
見ればすぐバレることだよ。

その単語を使わないということは、
文章そのものを変える必要があるんだよ。

文法などが違うという問題もあり、
日本語に適する文章と、
手話に適する文章は、
異なるという事なんだよ。

ようするにわかりやすく言うと…

「だから/でも」は、
日本語の接続詞であって、手話の接続詞ではない。

つまり、手話を考える時に、頭から日本語を消しているはずなのに、
この日本語接続詞を使うことによって、
その表現は、日本語文章・文法になってしまっているってことなんだよ。

「だから/でも/~ない」という表現を使わない自然な手話を、
意識して、考えるということが、
今回のテーマだよ。

オレも以前「~ない」という表現をしていた時もあったよ。

でも、これを敢えて使わないことで、
よりイメージに近い手話表現が出来るようになる。

映像のようなイメージそのままの手話表現をするには、
日本語にこだわらず、
もっとイメージを工夫することを意識し考えて欲しい。

今回は難しいテーマだったけど、とても重要な勉強だよ。


また会おうな、お疲れさん。


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