花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみカル川崎手話教室ステップアップクラスの授業 #2 (2015.7~9月期)

7月9日、よみうりカルチャー川崎手話教室
ステップアップクラス(7月~9月期)、第2回目を開講した。


テーマ【CL表現のポイント】

CL表現について、深く細かく学習。

手話表現にこだわるのではなく、
今回はCL表現に比重を置いたテーマだよ。

手話がダメということではなく、
自然な手話表現をするため、
CLに慣れ、磨き、習得することが目的だよ。

人生の中で、ドキドキの緊張したこと、ある?
と、質問したら、

8月の発表会が近づいてきて今まさにドキドキ((;゜ロ゜)!
という声が多かったよ(笑)


今までの人生で、一番緊張したことって何?
一人づつ答えてもらった。

その中で、PTAと表した生徒さんがいた。

ダメだよ、今回はCLの勉強だから、
PTAという表し方はせずに、
それをどうCLで表現するか、工夫してみて。

PTAという言葉を使わず、
どうそれをイメージで表現するかを考える。

例えば、
学校のクラスに生徒達がいて、
それを後方で参観しにきている保護者たち。
金持ちっぽい母親と保護者たちの集団が、
子供の件で、クレームをつける…など。

そんなシーンが、学園ドラマにありそうだよね。

単語表現じゃなくて、
イメージでどう表現するかを工夫してほしい。


他にも…
みんなの前で発言するという状況について、
それがどういった状況だったのかを、わかりやすく説明してほしい。

生徒さん、手話で、「毎回(いつも)」という表現をしていた。

話を掘り下げて聞いてみると、
「みんなの前で、順番に一人づつ発言しなくてはならない。
最後が自分の番で…ものすごく緊張した。」
というながれだった。

そういう時は「毎回毎回」ではなく、
順番にひとりづつという方が、伝わる表現だよ。

順番にひとりづつと言っても、いろんなシチュエーションがあるよな。

例えば、その状況は、
みんなが円形になっているその位置のまま、
隣り合わせで順番に1人づつ発言していくのか…

または、
順番に、1人づつ前に出てきて、発言し、終わったら
席に戻るのかで、
その時の状況のイメージは違うよな。

それぞれの状況が違っても、
CLでは細かくそれをイメージ表現出来るよ。

単語にこだわる必要はなく、
見たままの状況、イメージが
相手に伝わるような工夫をしてみよう。

人の並び方や位置、空間などのポイントに注意しながら
CLを磨いていこうな。


また次回会おうな、お疲れさん。


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