花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみカル川崎手話教室ステップアップクラスの授業 #4 (2015.7~9月期)

7月23日、よみうりカルチャー川崎手話教室
ステップアップクラス(7月~9月期)、第4回目を開講した。


テーマ【つまらない/仕方ない/覚悟する】

発表会を間近に控え、
みんなでテーマにそって、短いストーリーを相談し考えてみる。

例えば、母と娘のこんな場合。

職もなく遊んでばっかりの娘、またゲームをして遊んでいる。

見かねた母親は、今日こそはと覚悟を決めて、ビシッと言う。
「家から出て行きなさい!(-_-メ)」
「なんなのよ!ヽ(`Д´)ノ」

というような状況において、
「思いきって~する」という手話を使う。

今までは娘可愛さに、厳しく言わずにきたけれど、
娘の将来を心配するからこそ、思いきって家から追い出す。

ここで大切なのは、本当は追い出したくないけど、
娘の為に心を鬼にする母親の複雑な表情が、大切だよ。

細かい表現を追加するのなら、
娘を影から心配そうにずっと見て、気にかけている表現などを盛り込むと、
より母親の気持ちが伝わってくる。

言葉にこだわるのではなく、
状況が伝わるような表現を工夫した方がよい。

他にもこんな状況がある。

見かねた母親が、寺に電話。

更生のために、引取りに来た住職が、
無理やり娘の首根っこをつかみ連行(笑)

その1ヶ月後・・・・

すっかり更生し真面目になった娘が、帰ってくる(笑)

なんていうように、わかりやすくオーバー気味にいろいろ盛るというのも、
面白い演出になるよ。


笑い、説明、真面目、面白味のバランスって、本当に難しいよな。

ただ真面目に説明するのではなく、
状況がわかり易いようにストーリーを工夫すること。

普段の生活の中でのコミュニケーションも同じことが言えると思うよ。

どうやったらわかりやすく伝わるかを工夫してみてな。


また次回会おうな、お疲れさん。


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