花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみカル自由が丘手話教室ステップアップ月曜日クラスの授業 #2 (2015.7~9月期)

7月27日、よみうりカルチャー自由が丘手話教室
ステップアップ月曜日クラス(7月~9月期)第2回目を開催した。


テーマ【翻訳力】

発表会もいよいよ近づいてきたので、
内容についてみんなで一緒に考え相談したよ。

その中の題目、「落語」「百人一首」について考える。

このテーマは、本当に難しいよな。

百人一首と言っても、和歌とカルタでは違うし、
その和歌の意味自体、わからない人も多いよな。

翻訳の問題だけじゃなくて、
説明されてもよくわからないっていうのが、実際だよな。

古典や和歌などは、
話聞くだけでも、眠くなるなんて人も多いんじゃない?

落語は、翻訳した時にみんなの理解を得られ、
面白く、興味を引くような工夫が大切だ。

そして、今回たくさんの課題を発見できたよな。

とにかく、
ただ翻訳すれば良いという問題ではなく、
手話と日本語とは、言語が違うということをまず理解すること。

翻訳することとはまた別に、
手話から落語を考えてほしい。

実際、百人一首の和歌の意味について、わからない人は多いよな。
情報がより少ないろう者にとっては、
それ以上に、百人一首の意味についてわからない人が多いんだよ。

ろう学校で、先生が言葉で、
ことわざや、百人一首などを説明しても、
実際は理解しにくいんだよ。

それについてのきちんとした翻訳や手話での説明ができれば、
へーなるほどと、ろうにとっても勉強出来るんじゃないかな。

聴者がつくる文章から入る落語ではなく、
わかるように自分でイメージし、
手話から落語に、作り替えることが必要なんだよ。


「翻訳力を磨く」という勉強は、本当に難しいテーマだと思う。

そして、どうやったら相手に伝わるかが1番大切なことであり、
とても良い勉強だと思うよ。

難しい題目だけど、頑張っていこうな。


また次回会おう、お疲れさん。


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