花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

マナマナ横浜手話教室入門(水)クラスの授業 #1 (2015.9~11月期)

9月2日、マナマナ横浜(産経学園)
手話教室入門(水)クラスの第1回目のレッスンを開催した。


テーマ【絵の表現と読み取り】

生徒さんたちに、
「部屋」というお題で自由に絵を書いてもらった。
そして、その書いた絵を手話表現する。

流れのポイントとしては、
正方形なのか長方形なのかの部屋の形を表現し、
部屋の角、壁などに何が置いてあるのか。

大まかな流れを説明したのち、
その後、ひとつひとつ細かく表現していこう。

みんなにだいたい共通していたのが、
イメージして書いた絵と、それの表現にズレがあること。

細かいことを言えば、
この絵の配置だと、ドアを開けた時、ドアにぶつかっちゃうよな(笑)

手話表現する時には、 
絵の矛盾を、 自然に調整し直して表現するから、
書いた絵と手話表現が最終的には違ってきてしまうんだよな。


また、みんなが苦労していたのか、ドアの位置。
どちら側に扉が開くのか考えて表現しような。

右開きなのか、左開きなのか、押して開けるのか、
引いて開けるのか、イメージ通りに表現しよう。

わからない部分があれば、その都度質問しよう。
それが大切な勉強だよ。

どうやったら答えを導き出せるような的確な質問になるのか、
質問者側もそれを考えるのが勉強になるんだよ。


表現力と、読み取り力のトレーニングだから、
絵の上手いヘタは、全く関係ないんだよ。

イメージ通りに絵を表現することだけじゃなくて、
さらにコミュニケーション能力も向上させる。

コミュニケーションもこれと全く同じなんだよ。
つまり、始めから細かくなんでもかんでも説明すると、
相手は何の話なんだか理解しにくい。

会話でも同じで、最初に流れを話し、
そして詳細について説明していくと、
相手はわかりやすいよな。

この勉強は、
表現者も読取り者も、端的に要点をまとめる力のトレーニングになるよ。
相手に伝わる工夫や、読み取る力を身につけていこうな。


また次回会おうな、お疲れさん。


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