花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみカル自由が丘手話教室ステップアップ土曜日クラスの授業 #4 (2015.7~9月期)

8月22日よみうりカルチャー自由が丘手話教室
ステップアップ土曜日クラス(7月~9月期)、第4回目の授業を開催した。


テーマ【絵と手話表現】

絵を見てそれを手話表現し、
読み手はその表現だけを見て、
元の絵をイメージし、描いてもらった。

今回の絵は「会議室」

ドア、ボード、テーブルなど、位置や配置をしっかりと読み取ろう。

正面奥のボードは、
黒板なのかホワイトボードなのか、どちらなのか。

オレ、ボードとその枠のみ表現したんだけど、
生徒さんで、ボードの中央下部分に引き出しを描いた人がいた。

それの何がダメなのかというと、
読み取れなかった事が問題なんじゃなくて、
「イメージの思い込み」というところが問題なんだよ。

ついてないのもあるけど、
黒板には引出しが付いてるものが多い。

そして、
ホワイトボードに比べて、引出しは黒板についてる事が多いよな。
黒板には引出し、そのイメージは確かにわかる。

ホワイトボードならば、
枠があり、下部分は、レールになっているからな。

つまり、表現してないのに、
勝手に自分の想像で付け加えないでほしい。

通訳が途中で、
思い込みで話を付け加えたりしてはならないのと同じことだよ。

勝手な思い込みで、
内容を付け加えたり、イメージを変更しないこと。

表現通り、見たままそのままに、
写しとることが今回の勉強の目的だよ。

細かい部分がわからない時は、質問し確認しながら、
ずれている時には、微調整をしていこう。


ドアのガラス小窓については、
高さや大きさ、幅など、ずれが生じやすいから注意してな。

ドアの説明が壁側面付近の為にしにくければ、
無理せず、やりやすい自分の正面空間で説明表現するということも、
相手に伝わる工夫のひとつだよ。

大切なのは、
表現者の持つイメージと、
読み取る人のイメージを、
引き出しながら、いかに近づけていくかが、重要なんだ。

この勉強の目的とは、
互いに伝え方を工夫して、ズレを少なくし、
互いのイメージをより近づける工夫を考えること。

そして、質問し回答するやりとりの中、
相手の情報を引き出すことで、
コミュニケーション力をアップさせるという事も勉強の目的だ。

自分が表現者となり、それを読み取ってもらうことで、
発見することたくさんあるよな。

自分が通じなかった部分はどこなのか、
通じるためには、どこを工夫すればよかったのかなどに、
気がつくことが大切な勉強だよ。


また次回会おう、お疲れさん。


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