花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみカル自由が丘手話教室ステップアップ月曜日クラスの授業 #5 (2015.7~9月期)

9月14日、よみうりカルチャー自由が丘手話教室
ステップアップ月曜日クラス(7月~9月期)第5回目を開催した。


テーマ【動詞+表情と手話の同時性】

集中して、仕事する
一生懸命、仕事する
必死に、仕事する

この文章を、
単語を使わずに動詞+表情で、意味を区別する。

この差を表情だけで、表現するのは、
とてもレベルが高く難しい。

「集中<一生懸命<必死」
この3つの違いにおいては、
ポイントをどこに持ってくるかが、重要なんだよ。

例えば、
■集中の場合は、
画面の1点を凝視するような視線で、仕事の動きは通常。

■一生懸命の場合は、
口を一文字に結ぶような真剣な表情で、仕事の動作を速くする。

■必死の場合は、
歯を食いしばるがむしゃらな表情で、仕事の動作は、更に速くする。

各表現のポイントの置き場所を変えることで、
意味の違いをハッキリさせること。

違いを表現するには、
視線、表情、手の動き、動作、強弱が大事なんだよ。


仕事中に居眠りするの表現は、
「仕事/中/寝る」の「中」表現はいらない。

「中」の代わりに、仕事と寝るを同時に表現することで、
手話の特徴である「手話の同時制」を表現できるよな。


「イライラしながら仕事する」も、
「イライラ/する/ながら/仕事/やる」ではなく、

「仕事とイライラ」を手話の同時性として表現出来るわけだ。


仕事に夢中になるは、
「仕事/楽しい/集中」という表現方法も出来るが、
ここは、ワクワクするような楽しさの視線や表情で、夢中を表現する。


単語や対応手話に頼らず、
微妙な差を、表情と表現力で、表して欲しい。

本当に難しい学習だけど、大事な表情学習だよ。
レベルアップのために習得しような。


また次回会おうな、お疲れさん。


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