花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみカル自由が丘手話教室入門クラスの授業 #1 (2015.10月~2016.3月期)

10月5日、よみうりカルチャー自由が丘にて、
今期第1回目の手話教室入門クラスの授業を開催した。


秋講座最初の授業で、
継続の生徒さんと新しい生徒さんなどの初顔合わせ。
また今期もよろしく、楽しんで学習しような。

テーマ【CL表現】

本の貸し借りをエアーでやってみた。
ポイントは、本のサイズ、厚み、視線、どのような本なのか。
ポイントを素早く理解し、そのまま隣の人へ、本を貸す。

厚みのある大きな本が、
隣に渡す時には、小さく薄くなっていてはダメだよ(笑)
もらったままの形で、移動させること。

縦書きに読んでいた本を、
受け取った時に横書きで読んではダメなんだ。

前の人の動き、視線など、瞬時に読み取ろうな。

辞書なら、辞書の特徴、マンガならマンガの特徴、
小説、絵本、新聞など、それぞれ本の特徴が違うよな。

その特徴を捉え、
相手にわかりやすく表現するというのが大事な事だよ。

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本の他にも、
クロワッサン、シュークリーム、メロンパンなどを表現した。

現実をそのままに写し取った様な表現のリアリズムさと、
特徴的な部分を強調するデフォルメの2つを融合させることで、
より相手に伝わる効果となる。

例えば、シュークリームの場合、
一般的な形、フワフワ感、サイズなどをリアルに表現。

それに加え、食べた時にクリームがとろ~と垂れてしまい、
手についたクリームをペロっとなめるなんていう仕草は、
この中身がクリームだという事の強調、つまりデフォルメだよ。

相手に通じるためには、
わかりやすい一番の特徴を捉えながら、
形や大きさ見た目に、手の動きや表情、視線、表現力によって
リアルさを持たせることがより通じるCLになる。

大きさや形が似ている肉まんと、
シュークリームの表現の違いは何か?という質問があったけど、
まずそれぞれの特徴をよくとらえること。
例えば、温度、中身、表情で区別。

肉まんの場合、熱々でフゥーフゥー(o´3`)=3、ってしても、
シュークリームは、それはしないよな。

また肉まんは、クリームがはみ出ることはないし、
そして肉まんの底に付いている紙みたいのも、違いの特徴だよな。

イメージをどう手で表すかが大事なことだ。
生活の中でもいろんなものの特徴をよく観察してみてな。


また会おうな、お疲れさん。

今期もよろしく!


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