花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

マナマナ横浜手話教室入門・初級(日)クラス体験会 (2015.9月)

9月27日、マナマナ横浜(産経学園)にて、
手話教室入門・初級(日)クラスの体験会を開催した。


体験会に来てくれた方は、
手話が初めての方だったので、みんな緊張していたようだった。

まず、名前を空書で、自己紹介。

そのあと数字1~10を学習。
数字は6から、指が縦の向きになってしまっていて
数字も慣れるまでは、難しいよな。

覚えるよりも慣れろだ。
何度も繰り返して継続し、
慣れることが上達するコツだよ。


テーマ【天気、自然、環境】

オレが表現するので、
イメージをつかみ読み取って、それを絵にしてもらう。

例えば、
山の形を表した時、漢字で「山」と書くのではなくて、
山の形のまま、絵に書いてもらった。

雨を「llll」このように書いていたけど、
これでは、雨のイメージが伝わりにくいよな。

IIIIだけじゃなくて、
これが雨のイメージだという事が伝わるためには、
傘の絵を描きその傘の上に「llll」を書いた方が、
雨のイメージが伝わるよな。

風も/// や ///のような斜線だけだと、わかりにくく曖昧だ。

例えば、人物の心地よい表情に、
髪がそよそよと風になびいている絵を描き、
そこに///斜線をつけると、
そよ風のイメージをより表現できる。

また強風を表す際には、
風で木がしなっている様子を描き、
そこに///斜線をつけると強風のイメージが伝わるよな。

落ち葉の散る様子で、
風の強弱を工夫するということもできるよな。

この学習は、絵の上手い下手は関係なく、
イメージをどうやったら、相手に伝わりやすくなるかという勉強なんだよ。

これは手話の基本と同じで、
工夫次第で、伝わり方が変わるという学習だ。

今回、生徒さんがわからない時に声に頼り、
周りがフォローしていた。
レッスンでは、声なし、目で見て意味をつかむ事が大切だよ。

初めてでそれが厳しく感じたかどうかわからないけれど、
これから皆で手話レッスンを楽しむ為にも、
目で慣れるということは、大切なことだよ。

理解した人だけがどんどん進んでしまい、
声に頼っている人は、いつまでも学習しなくなってしまう。

一生懸命に声なしで目でみて、
読み取り力を磨くとすぐに慣れてくるよ。

耳や声に頼らず、イメージや想像力をトレーニングし、
目で見ることに慣れるのが手話の上達法の1つだよ。


本日はお忙しいところ、体験会に来てくれて、ありがとう。

また会える日を楽しみにしてるよ、お疲れさん。


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