花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

手話レッスン #12

最近のレッスンの大事なポイントについて。

今回のテーマは「感情

単語を覚えるだけではなく、流れを生徒さんに考えてもらう学習をした。

その中で、「あわてる(焦る)」を使った表現を生徒さんにしてもらった。

「みんなが集まる場で、一人一人順番に発言する際に、自分の番が近づき焦った」
という状況を生徒さんが表現したんだけど、

みんな/集まる/一人一人/答える/近い/焦る/ました
という、日本語対応のような表現だった。

この意味、わからなくもないけど…
これだと誰が焦ったのか、どういう状況なのかが曖昧だよ。

もっと、イメージが伝わるような表現が大切だ。

次々と順番に進んでいく様子や自分に近づいてくると、
焦り緊張する表情などが大切だよ。

自分の前の人のところまで順番が回ってきて、
緊張がピークに達し焦る様子など表現することで、
そのイメージは充分に伝わる。

「一人一人」や「近い」などの単語は使わずに、
自分に近づいてくる動きをイメージ表現すれば、見ていてよりわかりやすいよ。

自分にどんどん順番が近づいてくる動きに合わせて、
焦る表情とリズム、強弱など、ドキドキ感やその場の雰囲気を表現してみよう。

つまり、単語を使って表現しようとするのではなく、
手の動きや焦る表情などのイメージをもっと工夫していこうな。

イメージや表現力を磨くトレーニングしよう。
とても大切な事だよ。


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