手話レッスン #18 - 花井盛彦の日記

最近のレッスンの大事なポイントについて。

顔の表情や反応は、とても大事なことだよ。

反応がない人は、手話にまだ慣れてない方に多く、固い表情のまま沈黙する。
また10年以上も手話をやってるなんていう人も中にはいる。

オレはレッスンの中で、

コミュニケーションは反応が何よりも大切だと日々指導している。

例文に沿った表現をする場合なんかでは、

文章にばかりに気がいってしまい会話の相手を見ていないから、

相手の言ったことなんて聞いてないんだよね。

会話するときには、

相手の目をしっかりと見て、きちんと反応してあげることが大切だよ。

オレ日々、そう指導しているから生徒さんにとっては、

それは基本のことで当たり前なんだ。

だけどその基本ができてないというのは、

他のところではどういう指導をしてるのかな？などと疑問に思う。

会話していて、相手が無表情で反応がなければ、しゃべり手は心配になるよね？
それは、相手に不安を与えてることと同じだよ。

相手の不安や心配を取り除く為には、

相手の顔を見て、会話にしっかり反応を示すこと。
そうすることが自然な会話の1番の方法だよ。

そういう基本が当たり前に慣れている生徒達は、
与えられたテーマに1人づつ答えてもらうという授業でも、

テーマに答えながら手話で会話をしてワイワイと盛り上がる。

でも、自分の番になったら何を答えようか、どうしよう…
などと考えていると、みんなの会話や流れを聞かず、

自分の番に何を答えるかだけに意識が集中してしまう。

答えをどうしようと集中するあまり、表情は固く眉間をよせ、しかめっ面になっている。

＼(￣д￣;)ォィォィ自分の世界に入らないで、

みんなの答えややり取りをしっかりと見て、
自分の番になったらその時に落ち着いて答えればいい。

一生懸命になって、意識が集中してしまうのもわかるよ。

でもみんなの回答の中にヒントがたくさんあるし、

そこから何かを発見し、答えを見つけ出すという方法もある。

自分の番に何を答えるべきかだけが気になり、

そればかりに気を取られ周りを見ずに固い表情になるのはダメだよ。

飲み会の場でも、読み取ろう何を答えようと、

一生懸命になればなるほど表情は固くなし、

最初になおしておかないと、そういう場面でもクセが出てしまうんだ。
そんなクセは、困るよな。

自然な会話の為には、相手の顔を見て反応を示し、

落ち着いてコミュニケーションとることが大切だよ。
是非これは、習得してほしい大切な事だよ。