手話レッスン #17 - 花井盛彦の日記

最近のレッスンの大事なポイントについて。

授業では、声なしの手話レッスンを徹底指導している。

レッスンの中で、生徒さんが手話表現をし、それを他の生徒さんが読み取るという時に、

声で答え、それを聞いて、そう正解！って日本語音声でお互い確認してる事があるんだよ。

聞こえるからと声・耳で確認して、OKだと進めてしまうのはダメだよ。
声付き手話だと、どうしても手話を見ずに、耳で聞いて判断してしまうからな。

声や耳に頼るんじゃなくて、

手話表現を工夫し、通じる努力をすることが大切なんだよ。

最初は大変かと思うけど、それが手話上達する方法だよ。
今を頑張ってそれを身につければ、今後必ず習得できるよ。

見学の場合は、初めてでよくわからないため、声付きで手話表現する見学者が多い。
「声なしで、手話して」と言うと慣れてないので、なかなかスムーズにとはいかない。

去年初めて来た生徒さんで、以前は声つきで手話表現をしていたんだけど、
最近は声なしで表現できるようになり、とても手話が自然な雰囲気になった。
おお！出来るじゃん！と、見ていて上達を感じてるよ。

もちろん他の生徒さんも、声に頼らず目と目で顔を見て、

声なしで手話表現することによって確実にレベルアップしている。
また、上達したレベルの高い人と一緒の環境で見て学ぶ事で、必ずレベルアップするよ。

たくさんの発見をすることで、更に手話の楽しみも増えるよな。
途中で、諦めたらもったいないよ。
継続することで、ある日、出来ると実感する瞬間が必ずくる。

ろうに会ったときに、自然な手話表現をしたら、すごいと思われるに違いないよ。
ナチュラルな手話が出来たら、反応は違うはずだよ。

それを目標として、手話を磨くなんていうのもどうかな。

最初は大変かもしれないけど、

声に頼らないことで、自然な手話表現が習得できるよ。
工夫し、頑張ってみような。