花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

手話レッスン #19

最近のレッスンの大事なポイントについて。

手話や身振りにおいて、
想像力やイメージの工夫は、本当に大切だと日々指導している。

手話のイメージ力アップの為には、
指文字にこだわるのではなく、その他を選択した方がよい。

ろうの中には、指文字が苦手な人もいるし、
指文字なら誰でも通じるというわけではない。
つまり、日本語に頼るのではなく手話の工夫が大切だよ。

例えば、「日本」という手話がわからなければ、
「にほん」と指文字で安易に表現するのではなく、
「日本」を連想させるようなイメージ表現をすることが工夫なんだよ。

例えば、相撲、富士山、武士、寿司など、
イメージで表現すれば、そこから日本の事だと連想できる。
他にも、日の丸国旗から日本を連想させたりと、
イメージを伝える方法はたくさんある。

実は、身振りにも文法があるんだ。
表現の組み立て方、構成、配列、連接、間などの法則性。

つまり説明においての表現の構成、組み立て方が下手だと、
ジェスチャーであっても相手には通じにくい。

相手に通じるためには、構成と表現力に加え、説明力が大事なんだ。

身振りだけじゃなくて、CLや手話も同じ事が言えるんだよ。

聴者も、言葉で説明する時には話の組み立て方ってとても大事でしょ?
説明の仕方が下手だと伝わらず、理解されないよな。
組み立て方、構成をきちんと考えて説明すると、相手も理解してくれる。
そういった手話の基本を磨いていこうな。

説明する力を養うためにも、
指文字にこだわらず、身振り、手話、CLなどで工夫し、説明力を身につけてほしい。

そうすることで、スムーズに伝わるようになるよ。
頑張って習得していこうな。


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