手話レッスン #22 - 花井盛彦の日記

最近のレッスンの大事なポイントについて。

今回のテーマは、空書。

入門生は、目で見る力・読み取り力のトレーニングの為、空書は大事なことだよ。

なんで空書なの？手話とは関係ないじゃん…ではなくて、

手話と空書は大いに関係があるんだよ。

生徒の力を引き出す為に、

平仮名あ～ん、片仮名ア～ン、漢字、数字、アルファベットなど読み取ってみる。

例えばその中、う・ら・ちなどは混同しやすく、ス・ヌ・ク・タなども間違いやすい文字だ。

この文字だろうと勝手に思い込んでしまわないで、

頭を柔軟にしてしっかりと文字そのものを読み取ってほしい。

読み取るだけじゃなくて、確認も大切な事なんだよ。
一文字づつお互いに確認しながら進むことで、より通じやすくなる。
空書を繰り返すことによって、空間認識力が養われ、

読み取り力アップの大切なトレーニングだ。

みんな空書の書き方にもクセがあるけど、

まず手首はひねらずスナップはきかせない。
腕から手首はまっすぐにして空書すること。

実際に紙に文字を書く時と、空書する時の書き方は違うんだよ。
読み取りやすい書き方というのがあるから、工夫して書いてみてな。
空書は、読み取り力のため大切なトレーニングだから繰り返し練習していこう。