花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

盛彦コラム #29 通訳について vol.2

以前、手話通訳についてブロクで書いたけど、
今回はその続きを書こうと思う。

通訳試験にみごと合格するということは、
簡単な事じゃないと思うし、本当に素晴らしいと思うよ。
狭き門だということも充分理解してる。

ただ、その肩書きを持っているかどうかで、判断してはいけない。

通訳としての知識や技術を自慢し、合格してない人を見下す人よりも、
一生懸命伝えたいという気持ちや通じ合おうと思う人の方がよっぽど良いとおもうんだ。

試験や資格には全く興味ない人でも、
それ以上に素晴らしい手話技術を持っている人だってたくさんいるよ。

オレの生徒さんの中にも、
そんじょそこらの通訳資格のある人よりも断然レベルが高い生徒がいるんだ。

クラスメイトの憧れだし、何といっても手話がうまいよ。

資格取得に興味がなく、
手話でコミュニケーションが出来ることや
お手伝いができれば
それだけで充分満足だという生徒さんがいる。

それはそれで素晴らしいことだとオレは思ってる。

ただ通訳資格を持っているというだけで、
手話を知らない人に説明するときに、資格=本物だというハクを与える。

ろうから見たら、レベルはすぐにお見通しなんだけど、
手話のわからない聴者は、資格さえあれば素晴らしい通訳者だと思ってしまう。

資格がある事と、
良い通訳者であるということは必ずしも一致しないんだけどな。

手話技術が少しぐらい低くたって、
一生懸命やろうという気持ちが伝われば、また通訳をお願いしたいなとも思うけど、
そうじゃない人にはもう会いたいとは思わないよな。

今通訳の数が少ないから、もっともっと増えてほしい。

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通訳の問題は学習者側だけの問題ではなく、
教える側の問題もあると言えるよ。

指導技術や知識の足りない講師が多いよ。

考えを幅広く持ち、
常に講師も勉強し磨くことでより高いレベルを引き出せるんじゃないかな?

例えば地域の手話講習会の指導内容は、問題だらけでしょ。

それに関して言えば、指導方法や学び方、いろんな課題が山積みだな。

ひとりひとりがきちんと手話を身につける事で、
これからもっと手話の普及につながっていくと思うんだ。

みんな一緒に頑張ってレベルアップしていこうよ。

統一試験、通訳士試験、登録試験などを目標とする人達、
通訳なんて関係ない楽しく手話を学びたいと思ってるみんな、
是非ここに勉強しにきて欲しいと思ってる。

スムーズなコミュニケーションが出来るといいよな。

一緒にみんなで頑張っていこう!


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