花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

盛彦コラム #11 あいさつの大切さ

挨拶って本当に大切だよね。基本のマナーだよ。

仕事、友達、親戚など、この社会の中、
挨拶は本当に大事なことだよね。

手話関係の場、例えば講習会や手話教室、サークルなどで
健聴者とろう者が集まる時ってあるよね。
聴こえない人と聴こえる人が一緒にいる場で、
普通は、ろう者に比べて健聴者の人数が多い。

そんな時よく目にするけど、
時々健聴者は、声だけで挨拶することがある。
聴こえないろうにはその挨拶がわからない。

挨拶されることもなく、
そのままスッといなくなってしまったように、ろう者には見える。
それはとても寂しく感じるんだよ。

1日ぐらいだったらいいのだけど、
毎週毎週そんなことを繰り返されると、怒りが爆発し、
トラブルに発展することが実際にあるんだよ。

ろう者は、その人のことを失礼だと思うが、
その健聴者は、その事にさえ気がついていない。

つまりその健聴者は、何も考えず悪気がなく、
声の挨拶はいつもの癖なだけなんだよね。
でもそれは、聴こえない人にとって、とても寂しく感じることだから…。


みんなに気をつけて欲しいことがあるんだ。

もし、これから健聴とろうが一緒にいるときは、少しだけ考えてみて。

顔を見て目線を合わせ、挨拶をしてほしい。

たったそれだけのことで、
そこから友達との距離が近くなると思う。

仕事では、いつもオレから挨拶することが多いから、
時々はみんなからも言って欲しいな。
オレがそう言うと、あぁ…わかりました(^^;)ゞ…って。
言うのがなんとなく恥ずかしくてだまって帰ってしまう人もいるし
それもよくわかるよ。
それでも、とにかく顔を合わせ目を見て挨拶して欲しい。

会社でもそうだよね。
挨拶1つでいろいろコミュニケーションも出来るし、会話も増えるよね。
挨拶がないとさ、嫌な印象をあたえてしまうよ。

そのことを是非、頭にいれておいて欲しいよ。

それからもうひとつ。
みんなさ、ろう者と一緒にご飯を食べに行ったりする機会もあるよね。
そんな時は、メニューを声のみで注文しないでほしいな。

ろうが一緒にいるときは、
指差しでも、手話でも、なんでもいいから全てにつけるように、
工夫して欲しいよ。
そういうちょっとしたことでも、ろうは寂しく感じたりするんだよ。

注文くらい構わないって、思う?

みんなには自然と耳にはいる何気ない会話が、
自分だけわからないってとても寂しいことなんだよ。
そういう気持ちわかってほしい。

ろうといるときは、日本語を忘れ、頭の中を手話に切り替えると、
みんなの手話技術も向上するしね!

そういう何気ない日々の努力で、自然と手話も身につくよ。

だから、もしこれからそういう機会があったら、
実践してみてほしい。

みんな、よろしくな。

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