花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

手話レッスン #1

今までは、各カルチャーレッスンの大まかな内容をブログにアップしてきた。

でも毎回は大変なので、
最近のレッスンの中での重要な部分、
大事なポイントをまとめてアップすることにしたよ。

このブログを読んでくれることでより深い理解が上達につながり、
 少しでも役に立てればいいなと思ってる。

これからは、
大事なポイントを選んで載せていくから、
是非みんなこのブログを読んでほしいな、よろしく。


最近のレッスンを指導しながら思うことは、
聴者は日本語へのこだわりが強い。

手話を学ぶ時に、
手話単語を日本語で覚えるような学習をしている人が多いよ。
日本語から手話へと、考えるのではない。

単語や日本語にこだわる癖を無くし、
手話の流れやリズム、間、状況、使い方などから意味をつかみ把握すること。

手話の上達、また自然な手話を身につけるためにも、
日本語単語を頭から捨ててイメージで捉えることが必要なんだよ。

例えば、今回のレッスンは、
「考える」「悩む」「迷う」などを使った流れを考える学習。

まず、オレの表現をみてもらい、考えてもらう。
その中には、たくさんのヒントがある。

オレ、ろう学校時代、
先輩の表現した初めての手話を見た時には、その流れから意味を想像するんだよ。
その後、何回も見たり考えたりして、その手話の意味や表現をつかむんだ。

それと同じ事で、
流れから手話を手話として理解してほしい。
日本語を気にするのではなく、
話の流れから、雰囲気や状況、使い方を読み取っていくんだよ。

オレの手話表現を見て、そこから手話の意味をつかんで欲しい。
最初は、よくわからくても、流れや雰囲気だけでも掴めればいいと思う。
日本語で聞いて、納得理解するんじゃだめなんだよ。

最初は間違ってもいいし、違う意味に読み取ってしまってもいい。
オレの表現や流れを見ながら、正しく修正、訂正していけばいい。
自分自身で確認し、会話の中でいろんなことを発見してほしい。

きちんとした知識の元で学習すれば、正しく意味を理解し、必ず習得出来る。

つまり手話を教わるのは、誰でも良いわけではないんだ。
やはり、きちんとした知識の元で、正しく手話を学ぶことが必要なんだよ。

単に通じれば良いというものではなく、
正しい知識と技術をしっかり習得して欲しい。

そして、意味をつかむためには、想像力、考える力、それがカギとなるんだ。

それが今回のテーマの大切なことだよ。


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