「時に関わる手話」

午前は高校で手話講師してた。


今日の修業の内容は「時に関わる手話」だ。

「さっき」「この前」「昔」「今度」「これから」「将来」などの表現は、手の
動かし方や表情などで表す。手の動きや表情を使ってどれくらい「前」のことな
のか、「後」のことなのかを表す感覚を身につけること大切だ。

「大昔」「昔」「だいぶ前」「さっき」「ちょっと前」
どう表すか…


気をつけてほしいことある。
「前」、「後」の用法による手話表現だ。
「この前」、「今後」などの時を示す時に使われる「前」、「後」と「前(後)の
方にいるよ」のように方向を示す時に使われる「前」、「後」では手話の表現が
異なる。手話で話すときに方向を間違えやすいので注意してほしい。

例えば…

時を示す「前」、「後」
前にあなたに貸した本を返してください。
後であなたに本を貸してあげます。

方向を示す「前」、「後」
この電車は、前の方があいてるよ。
この電車は、後の方が混んでるよ。

イメージ・位置・空間・指さし…重要だ。忘れないようにしてほしい。


それだけでも奥深いだ。手話通訳や上級クラスでも表現力足りない人もいるし、
よく間違えてる人もいる。それだけ難しさがあると思う。
だから、しっかり磨いてほしい。