盛彦コラム #40
最近は、講師のためのクラスを作ってほしいって要望が増えてきた。
ろうと聴のズレってよくあるけど、
実は、ろうとろうのズレもよくあることなんだ。
聴も日本語力については、
人それぞれだけど、それはろうも同じだ。手話力も人それぞれ。
ろうのみんながみんな、手話がうまいわけではない。
聴の手話学習者は、手話をよく勉強してるけど、ろうは勉強してないことが多い。
ろうは手話ができるから勉強も必要ないし、自然と覚えて身についていく。
だからこそプライドの高いろうは勉強してないとか。
ろうの手話にも個人差があるから、ズレも生まれるんだよ。
日本手話得意とか自信あると勘違いしてるろうも多いのも、事実。
ろうとろうの会話、あいまいとかズレがよくあるなってオレも実際に見てきた。
聴とろうのズレの際には「聴のせい」とか「手話まだまだ」とか
「読み取り勉強しろ」というのは、実はろうのごまかし部分もある。
わからない学習者たちは、自分の手話がまだまだだと思い込んでしまうことが多い。
そういうろう側にも問題点があるんだよ。
そういう話をほんとよく聞くし、いままでたくさん見てきたから。
手話が曖昧なろう、手話が特にうまくもないのに手話に自信もつ勘違いしてるろうのことは、目の高いろうや知識あるろう、また手話うまい聴から見ればわかるし、バレる。そういうろう側にも問題点があるんだよ。
ろうも現状に甘んじることなく、手話の勉強をすることは、必要であるとおもうよ。
