花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみうりカルチャー川崎手話教室入門の授業 #2 (2015.4~6月期)

4月14日、よみうりカルチャー川崎
手話教室入門クラス、第2回目の授業を開催した。


テーマ【エアーキャッチボールにみる表現力について】

野球ボールと、バスケットボール、岩、石、木材では、
投げ方も受け取り方もちがうよね。

投げる速度=受ける衝撃
投げる角度=受けとる位置
などを注意して細く表現してみよう。

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【強弱、動き、間、リズム、視点、高低差】
これは、手話表現でとても大切なポイントなんだ。

実際には球がなくても、
本物の球が見えるようなエアーキャッチボールができるよう工夫てみよう。

つまり手話は、強弱を動きで表すことができる言語なんだ。

「速い/ボール」という単語ではなく、
投げるフォームやスピード感、ボールの勢いなどを工夫して表現すること。

ものすごいスピード感を表現するために、
逆にスローモーションで表すという技法がある。

ゆっくりとした大きな動きで、最上級を表現することご出来るんだ。

例えば、映画「マトリックス」のように、
弾丸をスローモーションでよけることで、
より弾丸の速さと、よける身体能力の高さを表現しているよね。

手話には、そういう表現の効果っていうものがあるんだ。

強弱、動き、間、リズム、視点、高低、速度をうまく表現して、
目の前の空間にそれを凝縮し手話表現すること。

これは、大切なポイントで、そして手話の基本なんだよ。
しっかり覚えて習得してな。


また来週会おう、お疲れさん。


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