花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

よみカル川崎手話教室ステップアップクラスの授業 #7 (2015.7~9月期)

8月20日よみうりカルチャー川崎手話教室
ステップアップクラス(7月~9月期)、第7回目を開講した。


テーマ【絵と手話表現】

今、他の全クラスを通し、
絵を手話表現し、その表現を読み取って、
元の絵を描くという授業をやっている。

公園の絵などを読み取りをした後、
ここ川崎ステップアップクラスだけでやってみたのが、
キッチンの絵だ。

ガスコンロのスイッチの数、形、位置なども細かく表現。

フローリングやカレンダーのデザインや位置、幅の詳細なども、
質問しながら調整し、気をつけて描こう。

キッチンの棚の扉は、どんなタイプなのか?
両開き扉が6枚なのか、3枚なのかなど、確認しながら調整しような。

キッチンにある、換気用やあかり取り用の小さな細長い窓について、
イメージが出来ない人もいた。

窓は大きめ、というイメージの固定観念があるからだよな。

だから、
キッチンにある細長い小さい窓のイメージが出来ず、
ズレがあったんだよな。

もし、イメージがつかめなければ、
位置や大きさ、幅など、細かく質問しながら微調整しよう。

聴者は、よく「ある」という表現をする。
「~は、ここにある」というような、
単語的な表現は、ここでは必要ないから省くこと。

その見たままの形を、空間に手で表現することが大切だよ。

つまり、「扉/6/ある」じゃなくて、
両開き(観音開きの棚)の扉を開けるイメージを、
横並びで、開く→開く→開くと3回表現するだけで、
両開きタイプの棚が3つ=合計6枚の扉があることがイメージできるよな。

そのままの、見たままの表現だけでいいんだよ。
「~が、ある」などの単語や言葉を入れると余計混乱するから、
見たまま絵のとおりにシンプルに表現しよう。

そして頭で考えながら、絵にするのではなく、
表現されたままに、視覚からの情報として、
瞬時に描き写すということが大切だよ。


また次回会おうな、お疲れさん。


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