花井盛彦の日記

HANAIプロダクション・NA花井盛彦手話教室 代表 手話アーティスト

盛彦コラム #33 壁の向こう側

オレ、今、色々なクラスを受け持ち、指導している。

クラスによって、それぞれの雰囲気も全く違うし、持ち味も違うから、
各クラスとても面白い。

そして、オレの指導法は、声なしを徹底してるんだ。

声なしということだけじゃなく
自然な日本手話習得のため、
生徒の持っている力を引き出すような指導法を行っている。

そんな中、クラスに新しく参加してくれた人などは、
授業でも声で話してしまう。

今までの声ありの環境と全く違うから、
声なしを徹底的にするのは、すごく時間のかかることだよな。

逆に、
ろうとたくさん会ってきた経験をもち手話に慣れた人がクラスに入ってくると、
現生徒はそういう人に驚くこともある。

お互いにいい意味で刺激になることは、とても大切な事だとオレは思っている。

本当は、それこそがとても大事な部分なんだけど、

人との差という部分の刺激をうけたことで、
自分の課題や壁が見えてしまい、
ショックを受けてスランプに陥ってしまうことがある。

壁にぶつかると、今まで楽しかったことも急に半減され、
自分には向いてないのかな、やめようかな…
などと思ってしまう負のスパイラルに、はまってしまう。

オレ、いつも言ってることだけど、
1時間半という時間は、決して毎回同じではないんだよ。

気持ち良いくらいスルスルとわかる時もあるし、
まるで飲み込めなかったなんて時もあるんだ。

でも、わからないというのも大事な刺激となるんだよ。

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今は理解してもらえないかもしれないけど、
この先、いつかわかってくれると信じて、指導してるんだ。

いい時もあれば、壁にぶつかることもあるんだよ。

いつもいつもサクサクと進むわけじゃない。

わからない時があるのは、当たり前だよ。

それを繰り返すことで、あ、そうか!ってわかる時が絶対に来るからな。

野球やサッカーだっておなじだよ。
うまくいく日だけとは限らないよな。
練習を繰り返し習得することで、チャンスに変えるんだよ。

すべてにおいて言えることで、
人生に通じることだよな。

そうやって、1歩1歩成長してほしい。

壁の向こう側に本当の楽しさや深さがあるんだ。

登山は、苦労して達成するから、また登りたくなるんじゃないのかな。
その達成感をまた味わいたくて、また登る。

手話も通じない時は、苦しいけど、通じたら本当に楽しいよね。

何かを発見し、そこから楽しみを見つけていく。

自分の壁は、どうやったら超えられるんだろうって考えてみる。

大変だから嫌、無理、ではなくて、チャレンジしてみようよ。

何事においても、相手が変わる事を待つのではなく、
まずは自分が変わらなければ、なにも変わらないんだよ。

考え方ひとつで、人生って変わるんだよ。

物事をどのようにとらえ、考えるか、
その違いだけで人生に与える影響は大きくかわる。

チャレンジし、壁をひとつづつ乗り越えていこう。

良い時ばかりではないので、たまには苦労しながら壁を超え、
少しづつでいいから、1歩づつ階段を上がっていこうな。

その努力の積み重ねで、
みんなの人生が、ある瞬間にパッとひらける時がくるといいなと願っているよ。


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